石化資源を原料とした、溶剤系有機合成樹脂塗料に大量に使われ(揮発性有機化合物「VOC・・シンナー類」)は、臭気公害の他にNOxと紫外線の存在下、光化学反応によって光化学オキシダントの発生原因となり、目・喉・気管支の粘膜を刺激し炎症を起こします。また、酸性雨とともに植物の炭酸同化作用を阻害して、森林・農作物へ被害を及ぼす温室効果ガスのメタン分解を遅延させていることにより、間接的に地球温暖化を助長し、広範囲な有害性が警告されています。この様な環境状況の下で、SS-IP工法(無溶剤・無機質塗装工法)は、溶剤(VOC・・シンナー類)を全く使用せず、なお石化資源に頼らず、ケイ素を主原料とした画期的な無機質塗料を採用し、独自のコーティング技術を駆使して広く製品を提供する事は、直接・間接的に環境改善に寄与するものと確信しています。
硬化塗膜は無機質である為、不燃材料に匹敵する防火性能を有します。万が一事故、火災等により高温にさらされても、有毒ガスの発生や発煙の心配は無用です。
材量内に有機溶剤(シンナー類)を含まず、揮発成分が極めて少ない為、施工した材料の殆どが塗膜を形成します。また、VOC*1の低減に有効であり、閉所的なところでも安全に施工出来ます。
シロキサン結合*2によりガラス質の様な緻密なコーティング層を形成する。ため、熱、紫外線、酸等に強く遮塩性にも優れています。
塗膜表層において静電気が生じにくい為、汚れが付着しにくく、更にウエス等による水洗浄によって簡単に汚れが除去出来ます。
重ね塗りが可能であるため、補修、タッチアップが容易にできます。
従来の塗料に比べ圧倒的な耐久性があり、大幅なライフサイクルコスト(LCC)の低減が計れます。
*1 揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds)
*2 Si-O-Si結合、化学的に非常に安定した結合
無溶剤、無機質塗膜、不燃性、光沢保持性、耐汚染性等の条件(既設タイルを産廃として除去せず、上記の条件をクリアしつつ、特殊コーティング工法「SS-IP工法」の塗るタイル施工を採用)
目的:酸化粒子物質が多く、環境状況が非常に悪いトンネル内視線誘
機能性:超耐候性、不燃性、防汚1種・2種クリア(汚染回復性)、光沢維持、塗膜硬度等諸条件あり。
目的:道路側溝内面に微小クラック発生、底部より雨水が浸透し、側溝に接する水田に、雨水が浸水し弊害が心配されている環境。
対策:有害有機物の溶出をしないように漏水防止し、無機質塗装(SS-IP)を主体とした長期に安心・安全コーティング施した実例
水門(コンクリート面)落書きに対し、SS-IP工法採用により、今後は落書き除去作業がシンナー等によるリフティングもなく、簡単に行うことが出来る。